■ ビタミンとは
ビタミンは有機化合物であり、三大栄養素(炭水化物、たんぱく質、脂質)
のエネルギー変換や反応を助けて体の機能を調節する「微量栄養素」です。
ビタミンが不足すると三大栄養素の変換がうまくいかず、体にさまざまな影
響が出てきます。
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■ ビタミンの種類
ビタミンは、性質から「水溶性ビタミン」と「脂溶性ビタミン」の2種類に
分けられます。
水溶性ビタミン
水に溶けて脂に溶けない性質。汗や尿と一緒に体外に排泄されやすいので欠
乏する心配があるが、過剰摂取の心配がない。
脂溶性ビタミン
油に溶けて水に溶けない性質。体内に貯蔵されるため欠乏の心配はないが、
摂りすぎによる「過剰症」を引き起こすこともある。食物に含まれている
程度のビタミンでは、過剰摂取を起こす心配はほとんどありません。サプ
リメント類などからビタミンを摂取する時は、使用量を守りましょう。
■ ビタミンのはたらき
現在、ビタミンとして認められている栄養素は13種類あります。それぞれが
異なった働きをしますので、バランスよく摂取するようにしましょう。
13種類のビタミン 効能と食品
|
主な性質 |
不足すると |
含まれる食品 |
水
溶
性
ビ
タ
ミ
ン |
ビタミンB1 |
糖質の代謝を助ける
神経の機能を保つ |
疲労、食欲不振、手足のしびれ |
豆類、豚肉、のり、豆腐、ごま、うなぎ、緑黄色野菜 |
ビタミンB2 |
脂肪の代謝を助ける
酵素の働きを助ける |
目の疲れ、口角炎、舌炎、疲労 |
レバー、卵、チーズ、緑黄色野菜、牛乳、納豆、うなぎ |
ビタミンB6 |
たんぱく質の代謝を助ける
神経伝達物質の合成に役立つ |
情緒不安定、けいれん、貧血、皮膚炎、口内炎 |
肉、魚、落花生、豆類、卵 |
ビタミンB12 |
末しょう神経の傷を修復する
赤血球を生成 |
貧血、神経障害、めまい、吐き気、食欲不振 |
レバー、チーズ、貝類、卵、牛乳 |
ビタミンC |
コラーゲンの合成を促進する
メラニン色素の抑制 |
疲労、肌荒れ、免疫力低下、歯茎からの出血 |
緑黄色野菜、果物、じゃがいも |
葉酸 |
赤血球の生成
細胞の発育に役立つ |
悪性の貧血 |
牛乳、卵、レバー、緑黄色野菜 |
ナイアシン |
三大栄養素の代謝を助ける
アルコールの分解に役立つ |
神経障害、皮膚炎、下痢、食欲不振 |
魚、豆類、しいたけ、のり |
ビオチン |
脂肪酸・アミノ酸の代謝を助ける
神経の機能を保つ |
湿疹、脱毛、不眠 |
レバー、ナッツ類、いわし、牛乳、大豆類 |
パントテン酸 |
脂肪酸の代謝を助ける
コレステロール量を保つ
副腎皮質ホルモンの合成を促す |
筋肉痛、手足のしびれ、疲労、消化器炎 |
レバー、魚、納豆、卵、ナッツ類 |
|
主な性質 |
不足すると |
含まれる食品 |
脂
溶
性
ビ
タ
ミ
ン |
ビタミンA |
皮膚や粘膜の増強
目の健康を保つ |
目の乾燥、肌荒れ、免疫力低下、 |
レバー、緑黄色野菜、うなぎ |
ビタミンD |
カルシウムの吸収に役立つ
骨や歯の成長を促す |
骨粗しょう症、くる病、骨軟化症 |
レバー、魚、きのこ類、卵 |
ビタミンE |
血行をよくする
ホルモン分泌を助ける
脂肪の酸化を防ぐ |
血行不良、肩こり、月経不順、肌荒れ |
レバー、植物油、魚脂、ナッツ類 |
ビタミンK |
血液を凝固させる
骨や歯の成長を促す |
骨粗しょう症、歯茎からの出血 |
緑黄色野菜、納豆、乳製品、抹茶、のり |
■ ビタミンとダイエット
健康はもちろん、ダイエットにもビタミンは大きな関わりがあります。ダイ
エットに必要なビタミンとは、どういったものなのでしょうか。
ダイエットには「ビタミンB群」
ダイエットのポイントは、摂取した食物の「代謝」を効率的に行うことです。
そのために大切なのが「ビタミンB群」です。ビタミンB群とは、水溶性ビタ
ミンのうち「ビタミンB1・B2・ナイアシン・B6・B12・パントテン酸・葉酸・
ビオチン」を指します。ビタミンB群は糖質や脂質の分解、代謝を助けるほか
、新陳代謝を促進させるのでニキビなどの肌荒れにも効果があります。ビタミ
ンB群は、お互いに助け合って効果を発揮します。またビタミンB群は水溶性ビ
タミンで、短時間に多量に摂取するとそのまま体外へ排出されてしまいますの
で、一日三度の食事でバランスよく摂取するようにしましょう。
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