基礎代謝とは
基礎代謝とは、生きていくために最低限必要な生命活動、つまり内臓を動
かしたり体温を維持するなどに使われるエネルギーです。
基礎代謝の中で、最もエネルギー消費が多いのは筋肉です。筋肉を鍛えて
筋肉量を増やすことで基礎代謝量が増え、太りにくく痩せやすいカラダに
なります。逆に筋肉が少なく脂肪が多いと、基礎代謝量が少ないので痩せ
にくいカラダになります。
生活活動強度が大きいカラダを動かす生活を続ければ、基礎代謝量、つまり
消費エネルギーが増えます。以下の計算式で試してください。
(動作強度指数×時間=生活活動強度指数)
×
年代別の平均基礎代謝量
=総消費エネルギー量
カロリーとは
食べ物や運動の量を計る「カロリー」は、エネルギーの単位で、
1カロリー(cal)とは、水1グラムの温度を1度あげるのに必要な熱量のこと
です。消費しきれなかったエネルギーは脂肪として蓄積され、肥満の原因
となるのです。カラダに
必要なエネルギーは、年代や性別、生活活動強度によって異なります。
よく、
「肉料理は太りやすく、魚料理は太りにくい」と言われるのは、その栄養素が発生させるカロリーの量が違うからなのです。
一般的に、三大栄養素が発生するエネルギーをカロリーに換算すると、
「炭水化物:4キロカロリー」「脂質:9キロカロリー」「たんばく質:4キロカロリー」となります。
同じ100グラムの食べ物を摂取したとしても、それが炭水化物なのか脂質
なのかによって、摂取カロリーが異なります。