■ 理想的な食事の前提
まずダイエットをしている、していないに関わらず、健康的な食生活の大
切な基本を考えてみましょう。
理想的な食事
やみくもに食事の量を減らしたり、一種類の食品しか摂取しないダイエット
方法は、結果的に健康を損なうことになります。まずは理想的な食事を心が
けましょう。
- 1日3食、規則正しく食べる
- 三大栄養素(タンパク質、脂質、糖質)をバランスよく食べる
- 自分の年齢、体重、活動量に見合ったカロリーを摂取する
■ ダイエッターの理想的な食事
上記の前提を踏まえ、さらにダイエット中の食事で気をつけたいポイント
をご紹介します。
ダイエッターの食事
脂質の一つであるコレステロールは、そのままの状態では血液中に溶けま
せん。そこで「リポタンパク」という物質に包まれます。そのリポタンパ
クの種類が「HDL(=善玉コレステロール)」と「LDL(=悪玉コレステロ
ール)」なのです。
- 消費カロリーより摂取カロリーを少なくする
→「痩せる原則 摂取カロリー<消費カロリー」
- タンパク質を摂るときは「高タンパク低カロリー」を心がける
→「キケンな食事制限 1:タンパク質が少ない」
- 脂質は「一価不飽和脂肪酸」を多く含む食品から摂る
→「キケンな食事制限 2:脂肪分が少ない」
- 炭水化物は、「ビタミンB1、B2」と一緒に摂る
→「キケンな食事制限 3:炭水化物が少ない」
- 血糖値の上昇を抑えたい時は、「GI値」の低い食品を選ぶ
→「血糖値の上昇を抑えるインシュリン」
- ビタミン類、特に「ビタミンB群」を意識して摂取する
→「ビタミンとダイエットの関係」
■ 摂取と代謝
理想的な食生活というのは、食べることと同時に理想的な代謝、排泄を行う
ことでもあります。排泄を助ける「食物繊維」を摂取して、ダイエットの効
率をアップさせましょう。
食物繊維とFI値
食物繊維は、30歳女性の場合で1日20g程度の摂取が必要とされています。し
かし現代の食生活では不足しがち。ダイエッターには、低カロリーかつ食物
繊維豊富な食材をオススメします。その目安となるのが「FI値」。FI値は、
食物繊維1gにつき摂取するカロリーのことで、FI値が低いほど、低カロリー
かつ食物繊維が豊富な食材ということになります。
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